SCADAとは、「Supervisory Control And Data Acquisition」の略で、日本では「監視・制御システム」として知られています。
工場・生産設備などのセンサーからIoT技術等でデータの収集を行い、状況を監視・分析するとともに、設備制御を行う仕組みとして活用されています。

従来のSCADA（監視・制御システム）は、データ収集を行う通信をインターネット経由で行っていました。
そのため、以下の課題がありました。

NES/SCADAは、先ほどご説明しましたSCADAの課題を解決するため、信号入出力装置の情報を電力メーターなどの検針情報の転送に用いられているスマートメーター網等を活用できるよう、弊社で改良を加えたものです。
これにより、各施設ごとに必要となっていたサーバー機が不要となりました。

電力スマートメーター（SM）通信の特徴を簡単に説明します。

電力スマートメーター（SM）通信を活用した導入事例を以下に記します。

マンホールポンプの水処理監視にスマートメーター通信を活用した事例のシステム構成例です。

マンホールポンプの水処理監視にスマートメーター通信を活用した事例のシステム構成例です。

「NES／SCADA」は、「クライアント機能」と「サーバー機能」に分類されます。
監視のみの場合は、クライアント用パソコンにブラウザとVPNアプリ等をインストールする事ですぐにご利用になれます。また、サーバ機能の「スマートメーター連携IF」をシーケンサーやIoTセンサーと連携する機能に置き換えることで、多種多様なデータ連携を実現します。